住所変更を簡略化したくてマイナ免許証作った話

こんにちは。コスパを徹底的に追求したい・かみむらです。
今回、いろいろあってマイナ免許証を作るために、わざわざ自転車で30分かかる免許センターに行って手続きをしてきました。
手続の中で見えて来たマイナ免許証のメリット・デメリット
手続をする上で私がはまってしまった落とし穴についてこの記事では書いてみたいと思います。
マイナ免許証を作ろうと思った背景

私はいろいろ事情があって引っ越しをすることが多いのだが、
そのたびに住所変更をしなければならないのが悩みの種。
私はマイナンバーカードを持っているので、マイナンバーカードの住所変更は市役所に行けば手続きができる。
しかし、免許証の住所変更が警察署でしかできないため、住所変更手続きをしに行くのが面倒に感じていた。
しかも最寄りの警察署が自宅から自転車で30分と結構な距離にありまして、手続きのために2時間弱かかるという・・・(-_-;)
そんな中で、マイナ免許証の存在を知り、
「マイナ免許証にすれば、市役所で免許証の住所変更もできるじゃん」と思い立ったのがきっかけ。
マイナ免許証を発行するときの選択肢
マイナ免許証を発行しようとするとき
- マイナ免許証だけ
- マイナ免許証と免許証の2枚持ち
を選ぶことができる。
私はマイナ免許証に統合しようと思って手続きに行った。
私の場合、免許証の更新期限があと3年後であるため、マイナ免許証にする手続きをとる場合、別途予約が必要。
わざわざ予約までして警察署の免許更新所へ出向いた。(チャリで30分)
そこで2枚持ちの選択肢があるということを初めて知ったのであった。
2枚持ちの方がいいよと窓口で言われる
マイナ免許証のみで、免許証を返納するリスクをなんとなく担当の窓口の方に聞いたのですが、そこで私、ある大きなミスをしてしまいました。。。
下記、何気なく窓口の方とした会話の一部。

持ち方を「マイナ免許証だけ」にするリスクって何かあるんでしたっけ?

はい、ありますよ!
マイナ免許証を失くした場合、今は再発行に1カ月半かかるなんてこともあります。その期間運転ができませんし、身分証明ができません。
マイナ免許証だけにするということは、これまでの免許証を捨てるってことですからね。
2枚持ちの方がいいですよ!
って言われたんで、あ、そうか、と。
2枚持ちできるのを知らなかったし、なんか安全そうだな。
よし、2枚持ちにしよう。
と決断。
2枚持ちの落とし穴

で、後から気づいた。
2枚持ちだと当初の目的果たせてなくて意味ないじゃん、と。
窓口の方と話していると、
免許証と2枚持ちをする場合、免許証の方は従来通り警察署で住所変更をしなければならない。住所変更をしないと、更新はがきが届かなくなる
ということがわかったのだ。

免許証は従来通り警察署で住所変更してくださいね。
住所変更しないと更新はがきが届かなくなっちゃうんで。
それ、マイナ免許証を発行しようとした目的果たせてないやん!!
って手続しながら思った笑笑
だけど、もう手続きかなり進んじゃってたんで、
もやもやしながらも手続きを完了させ、家路につきましたとさ。
マイナ免許証の手続き
デジタル庁のサイトを見ると、手続きについて詳しく書かれている。

中段に記載されている
「住所変更ワンストップサービス等」が、役所でマイナンバーカードと免許証両方の住所変更手続きができる、というもの。
マイナ免許証のみを持っている場合、ワンストップサービスが利用可能となっていますが、
2枚持ちの場合、利用不可、となっていることがわかる。
これは完全に私の予備調査不足。
悔しい・・・。
チャリ移動も含めると手続きに2時間くらいかかったのに・・・(´;ω;`)
この後、また警察署に出向いて免許証返納手続きをするかみむらであった。
これにも1時間強の時間を要した。確認って大事だね。
マイナ免許証のメリット
気を取り直して、マイナ免許証のみを持つ場合のメリットをまとめてみる。
①カードの枚数を減らせる

私自身今までは財布の中に
・マイナンバーカード
・運転免許証
を入れて携帯していた。
これがシンプルに1枚になる。
財布がカード一枚分軽くなるのは地味にうれしいこと。
②住所変更手続きが役所で一発!

これが最大のメリットだと考えています。(個人的に)
引っ越しをするたびに役所で住所変更の手続きをして、
警察署で免許証の住所変更手続きをする。
住所変更は2度手間がかかってしまっていたところが、
マイナ免許証に一本化することで、役所で完結。
ただし、上記で記載した通り
持ち方を「マイナ免許証のみ」にしないと、この恩恵は受けられません!
注意してください!
受付時に持ち方を聞かれますので、
「2枚持ちではなくマイナ免許証のみでお願いします」と心を鬼にして答えてください。
おそらく窓口の方は紛失リスクをかなり気にされている様子。
③更新手数料が安い
デジタル庁によると、
マイナ免許証の場合、免許更新料が2100円と最安。

従来の運転免許証の更新料が2850円なので、
750円安くなる計算。
しかし、二枚持ちの場合、更新手数料が最も高くつく2950円・・・。
2枚持ちは知れば知るほどコスパが悪い・・・笑
④免許更新時にオンライン講習が可能
また、免許更新時に受ける講習をオンラインで受講可能。(優良・一般のみ)
従来は免許更新所で30分の映像を視聴する必要があった。
これをオンラインで事前に視聴可能。
これは結構うれしい。
免許センターでの拘束時間が30分も短くなる。
しかし、視力検査や更新料支払い、写真撮影などの手続きのために、免許更新所まではいかなければならない点は留意すべし。
マイナ免許証のデメリット
マイナ免許証にするデメリットもいくつかある。
しかしこれは国が進めている政策のため、いつかは全てがマイナ免許証となっていくと思われる。煩雑な細かい処理は少しずつ改善されていくとは思うが。。。
①マイナ免許証に免許情報は印字されない

マイナ免許証に一本化した場合、運転免許証の情報はマイナンバーカードのICチップに記録される。従って運転免許証の情報を参照したい場合は、マイナポータル(スマホアプリ)でマイナ免許証をスキャンしなければならない。
免許更新時に撮影した写真も、マイナ免許証上には表示されない。
マイナポータルでスキャンすれば、白黒画像で表示される。
また、運転免許有効期限も表示されない。
これもマイナポータルでスキャンして確認する必要がある。
免許更新のタイミングは忘れないように気を付けたい。
②国際免許としては利用できない

マイナ免許証は国際免許として利用できないらしい。
海外で車を運転する場合は、従来の免許証がまだ必要だ。
③カーシェア等でまだ非対応
カーシェアでもマイナ免許証はまだ非対応(9/27時点)
今後、マイナ免許証の普及に伴って順次対応していくと考えられるが、いつになるかはめどが立っていない様子。
カーシェアなどを多用する方は、マイナ免許証に一本化はまだしない方がよいだろう。
紛失時はどうすればいいのか?
デジタル庁のサイトには下記の通り記載があった。

紛失時には、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)にお電話ください(参考:マイナンバー制度に関するお問合せ)。24時間365日体制で一時利用停止を受け付けています。
なお、2024年12月2日から、対象者がマイナンバーカードの交付申請を行うと原則1週間でご自宅にマイナンバーカードを届けることができる「特急発行・交付制度」を開始しています。
なんと、交付申請から原則1週間でマイナンバーカードを届けられる制度があるではないか。
だからと言って紛失は絶対に避けたいものだが、これはかなり安心できる。
まとめ
今回マイナ免許証の発行について、メリットデメリット、注意点を整理してみた。
私自身、現在28歳だが既に7回の引っ越しを経験している。
(学業や就職、ルームシェアなど色んな諸事情ゆえに)
これからも引っ越しが多発する可能性が否めない。
だからこそ、住所変更手続きが一本化できるのはとてもうれしい。
デメリットが支障をきたさない場合は、マイナ免許証に一本化することをおすすめする。
2018年国勢調査によると、全国民の生涯における引っ越し回数平均は3~4回程度。
だからそこまで影響がない人も多いと思うんだけどね。
かみむらのコスパ追及の旅はまだまだ続く。