ポール・サラディノが「種子油(シードオイル)」を避ける理由
「野菜は食べるな、肉と果物を食べろ」という過激な主張で知られるポール・サラディノ(Paul Saladino)氏。彼の提唱するアニマルベースダイエットにおいて、砂糖以上に「最悪の毒」として忌み嫌われているのが種子油(植物油)である。
種子油とは大豆、菜種、ひまわり、ごまなど植物の種子から抽出される植物油の総称
なぜ、体に良いとされる植物油が体に良くないと言われているのか?
そして、健康を考えたときに「真にコスパの良い油」とは何か?
油談義をしたいと思います。

1.なぜポール・サラディノは種子油(シードオイル)を「最悪の毒」と呼ぶのか
多くの健康情報では「植物性=ヘルシー」とされますが、サラディノ氏はこれを真っ向から否定しています。
彼がシードオイル(キャノーラ油、サラダ油、大豆油、ひまわり油など)を避ける最大の理由は「リノール酸(オメガ6脂肪酸)の過剰摂取」にあります。
種子油が体に引き起こす「3つの害」
- 慢性的な炎症: リノール酸は体内で酸化しやすく、細胞膜やミトコンドリアにダメージを与えます。これが現代病の根源である「慢性炎症」を引き起こします。
- 代謝の低下: 過剰なリノール酸は、体が脂肪を燃焼する機能を阻害し、インスリン抵抗性を高めてしまいます。
- 過食のトリガー: シードオイルの摂取は脳の食欲コントロールを狂わせ、肥満の原因になると指摘しています。
サラディノ氏の主張を要約すると: 「人類の進化の過程で、これほど大量の精製された植物油を摂取した時期はない。私たちの体はこの『不自然な油』を処理するようにできていないのだ」
ポールサラディノはよく古代の人類と現代人を対比して語りますね。
たしかに人間が不自然においしさ、便利さを求めすぎたあまり、弊害を生じさせてきた食品、文化などが確かにありそう。

2. 植物油の「安さ」に隠れた、膨大な健康コスト
「サラダ油は安いから」という理由で選んでいませんか? しかし、その選択は長期的には「極めてコスパが悪い」と言わざるを得ません。
予測ができない「将来の支出」
- 医療費の増大: 慢性炎症が原因で引き起こされる生活習慣病(糖尿病、心疾患など)の治療費は、将来的に数百万円単位の損失になります。
- パフォーマンスの低下: 炎症による脳霧(ブレインフォグ)や倦怠感は、日々の仕事や副業の生産性を著しく下げます。
結果として、稼げたはずのお金が稼げなかったり、できたはずのことができなかったりするのではないでしょうか。
「今の100円」をケチって「将来の100万円」を失うのは、効率化を追求するうえで大きな失敗です。
3. 【健康的に】今日から変えるべき「3つの代替オイル」
ポールサラディノ氏が推奨し、かつ日本で安価に手に入る「健康コスパ」の高い油を紹介します。
| 油の種類 | 推奨度(コスパ) | 特徴・メリット |
| 牛脂(タロー) | ★★★★★ | サラディノ氏最推し。 酸化に強く、栄養満点。精肉店で格安(または無料)で手に入ることもある。 |
| ラード(豚脂) | ★★★★☆ | スーパーで200円前後。ビタミンDが豊富。 |
| バター(グラスフェッド) | ★★★☆☆ | 短鎖・中鎖脂肪酸が豊富。風味が良く、満足度が高い。 |
牛脂はお肉を買うときに無料でもらえるところが多い。
例えば肉のハナマサは、牛肉一つにつき2個まで牛脂をもらえる。
なぜ「動物性脂肪」が良いのか?

動物性脂肪(飽和脂肪酸)は構造が安定しているため、加熱しても酸化しにくいのが特徴らしい。サラディノ氏が説く「アニマルベース」の考え方では、動物の脂こそが人類にとって最も安全なエネルギー源とのこと。
これもポールサラディノが推奨する根拠の一つとして、古代の人類が食してきたものであること。
そして、現在も先住民族の食事で取り入れられており、現代人のような疾患、精神病など現代に発生している病気が彼らには見られないことがある。
4. 実践編:種子油を減らすためには?
「油を変えるのは面倒」と思うかもしれませんが、ちょっとずつやればいいです。
- 「焼く」をメインにする: 牛脂やラードを引き、肉や卵を焼くだけ。塩をかけるだけでも十分に食べれます。
- 揚げ物をやめる: 外食の揚げ物は100%と言っていいほど種子油が使われています。外食でも家でも揚げ物をできる限り控えることで、油の片付けという「家事コスト」をカットできます。
- 原材料ラベルを見る癖をつける: マヨネーズ、ドレッシング、お菓子……これらには必ずと言っていいほど植物油脂が入っています。これらをまずは認識すれば、自然と加工食品を摂取する回数を削減しようとする意識が働きます。
まとめ:植物油を控えることは、人生において利回りの良い投資
ポール・サラディノ氏が提唱する「種子油の排除」は、単なる食事制限ではなく、人生のパフォーマンスを最大化するための戦略です。

- 種子油を捨て、動物性脂肪(牛脂・ラード)に変える。
- それだけで炎症が治まり、脳と体の効率が上がる。
- 将来の医療費を削減し、今の生産性を高める。
「真のコスパ」を追求するには、健康第一。
健康あってこそ、物事に取り組むスピード、質、QOLが向上する。
まずはスーパーの精肉コーナーで、ラードや牛脂を手に取って、料理に使うところから始めてみてはいかがでしょうか。
