【すぐやれ】ものを捨てるメリット6選

気づけば増えている服や日用品。使っていないのに「もったいない」と思って置いたままにしている人も多いだろう。(私の両親もそのタイプ)
しかし物を捨てることは、単に部屋をスッキリさせるだけではなく、生活全体にプラスの影響を与える。
この記事では、ものを捨てるメリットを、
・短期的効果
・中期的効果
・長期的効果
で分類して整理してみた。
この記事を読んで、ぜひものを捨てる実践者になってもらいたい。
ものを捨てることは誰でもできる
ものを捨てることはミニマリストのすることだ、と思うことなかれ。
どんな人でも物を捨てた経験はあるはずだ。
この記事で
「物を捨ててみんなミニマリストになれ」、と言いたいわけではない。
物を捨てることは全ての人がすべきだし、みんなにおすすめできるくらいメリットが大きいということなんだ。
即効性あり:今すぐ実感できるメリット
まず、ものを捨てる短期的なメリットについて。
これは即効性があるのですぐ実感できると思う。
①時間が増える

これを捨てれば時間が増えるの代表例
- 玄関マット
- トイレマット
- 三角コーナー
時間が増えるとはどういうことか?
まず、人は物を所持することで、物のメンテナンスに時間をかけている。
玄関マットとトイレマット
例えば玄関マットやトイレマットはわかりやすい例だ。
玄関マットを掃除する手間、トイレマットを洗う手間に時間を取られていないだろうか?
これは多くの節約家や著名人が言っていることでもあるが、
玄関マット・・・埃と汗の貯蔵シート
トイレマット・・・尿の貯蔵シート
である。
なぜわざわざカビや菌の温床になる布を敷いて、汚いものを保管するのか。
なぜわざわざ一旦保管して、それを洗濯などするために時間を使うのか。もったいないの極みである。(そもそも洗濯機にも入れたくない)
トイレマットを敷いたら、トイレの床掃除が手間になる。いちいちマットを別の場所にどかす手間が生じるんだ。
トイレマットがなければトイレットペーパーでさっと床を拭くだけで掃除ができるのだ。
三角コーナー
現代では絶滅しつつあると思うが、三角コーナーも捨てるべきものの一つ。
なぜシンクの生ごみを一度三角コーナーを経由してからごみ箱へ捨てるのか?
最初からビニール袋に入れて、ごみ箱にぽい!すれば済む話である。
三角コーナーを設置すれば、結局それを掃除する手間が発生し、無駄な時間を取られる。
さらに、シンクにカビやヌメリの温床を作り、においや虫の原因にもなりかねない。
探し物をする時間が減る
ものを捨てると時間が増える理由の一つとして、「探し物の時間が減る」ということも挙げられる。
コクヨ株式会社の調査で、
書類を探す時間は“1年で約80時間”
https://www.kokuyo.co.jp/newsroom/news/assets/pdf/20181105_NewsLetter.pdf
という報告があったり、
PR Newswireの記事では、探し物に年間2.5日(60時間)かけている、といった調査も見られる。(アメリカでの調査だが)
Lost and Found: The Average American Spends 2.5 Days Each Year Looking For Lost Items Collectively Costing U.S. Households $2.7 Billion Annually in Replacement Costs
当然のことながら、物を減らせば探し物をする時間も削減できる。
物が少なくなれば、物の管理も楽になるし、何がどこにあるかを把握しやすくなる。
また、探し物をしているときって、その捜している”物”が本当に必要な時だから、急いでいるときが多い。急いでるのに探し物が見つからない状態ってめっちゃストレス。
物を減らせば基本こういうことはなくなる。
掃除する時間が減る
トイレマットや玄関マットのように、掃除する手間を増やすものたちがいなくなれば、掃除する時間が減る。
また、物の数が減れば、シンプルに掃除も楽にできる。
床に物が散らばっているときと、床に何も物が落ちていない時、どっちが掃除しやすいかは自明だろう。
メンタルにも寄与する
そもそも論、床に物が散乱しているのが常態化しているなら、掃除をしたいとも思わないかもしれない。
部屋の散らかり具合はその人の精神状態を表すものでもある。
部屋が散らかって物が散乱しているなら、精神的に病んでいたり、心が疲れている可能性が高い。これはまた別の対策をする必要があるかもしれない。
だが、ひとまず物を捨ててみる。
物の数を減らしてみると、心もすっきりすることがほとんどだ。
物を捨てることでメンタルの状態も上向きになる可能性が高い。
ぜひ試してみてほしい。
②家の中に眠っていたお金を回収できる

短期的なメリットその②は、「家の中に眠っていたお金を回収できる」だ。
どういう意味か。
タンスに眠っていたへそくりを見つけてラッキー、という話ではない笑
物を捨てていく過程の中であることに気づくはずだ。
「あれ、これメルカリとかジモティーで売れるんじゃね?」
と。
良く気付いた、その通り。
今はどんな物でも、どんな場所からでも物を売れる時代になった。
捨てる前に、同じものがメルカリで取引されていないか、確認してみるといい。
意外とほしい人がいるものだ。
また、大きめの機材や家具などはジモティーがおすすめ。
ジモティーは掲示板のようなものなので、
取引手数料がかからず、直接手渡しすれば送料もかからない。利益率100%の取引ができるのでぜひ使ってみて欲しい。
私はフリマアプリを使って約10年ぐらいになるが、計算してみたところ合計で84品目出品して18万円回収していた。(手数料、送料を引いた利益)
他人と比べて多いか少ないかはよくわからないが、フリマをやるかやらないかで18万円というのは案外馬鹿にならない数字。
見方を変えれば家に千円札が落ちてるようなもの
不要なものがないか、家を捜しまわっていると意外と高値で売れるものがあったりする。
物を捨てる過程で、お金になるものが見つかることは多い。
見方を変えれば「家に千円札が落ちている」のと同じってこと。
家の中で、目の前にお金が落ちてたら拾いますよね?
そういう感覚で、物を減らすことに挑戦してみてもいいかもしれない。
中期的効果:生活習慣や価値観が変わるメリット
ここまで短期的なメリットをお伝えしてきた。
お金と時間をわかりやすくゲットできるなら、やらないと損だ。
ここからは中長期的なメリットに移る。
生活習慣や価値観を変え、節約志向が身につくという話だ。
③慎重に物を買うようになる

物を捨て始めると、だんだん気づき始める。
ものを捨てる作業って結構大変なんだ。
だから、物を買う時にも慎重にならざるを得ない。
物を買う時に、使わなくなったときどうするのか?
使えなくなったときや壊れた時、どうやって捨てるのか?
まで思考が回るようになっていると思う。
そして少しずつ、
物を買う => ゴミの元を買う
という側面があることに気づき始めているだろう。
私の考えとして、
物を買う時は出口戦略まで見越して買え
というものがある。
例えば椅子を買った場合、机を買った場合、捨てるときには粗大ごみとして捨てる必要がある。粗大ごみを捨てる手続きは・・・。
みたいな思考プロセスを必ず経てから物を買っている。
もちろん、完全に使えなくなる前に売ることもあるし物によるが。
こういうことを考えて物を買うようになると、自然と慎重にならざるを得ないんだ。
④生活コストが下がる

物を捨て、物を買うことに慎重になっていくことで、持ち物は厳選されていく。不要な日用品が減れば収納は少なくて済む。
不要な服は捨てて(もしくは売って)必要な服だけを持てば、小さいクローゼットで済む。
物が少なくなれば、狭い家でも快適に暮らすことができる。
つまり、家賃を抑えることに繋がる。
また、物が多いせいで貸倉庫を借りている人はいないだろうか?
不用品にお金を費やすのはコスパが悪い・・・。
すぐにやめるべき。
物を減らしていくことで、掃除や片付けに時間を取られなくなる。
生活がどんどん洗練されていく。
それに伴い、節約や自炊にエネルギーを回すことができるようになる。
少ない物で暮らすほど、節約のループが回りやすくなる。
長期的効果:人生全体に効いてくるメリット
ここからは長期的なメリットについて。
物を捨てることは、単に節約のためのみならず人生全体を見た時に感じられるメリットも大きいものがある。
ぜひ最後まで読んでいってほしい。
⑤無駄に敏感になる(体・思考・時間)

無駄なものを捨てる習慣が身につくと、無駄に敏感になる。
少しずつ物以外の対象にも無駄を感じ取れるようになる。
物を捨てることは無駄を検知するトレーニングみたいなものだ。
体の無駄
例えば体の健康は食べ物でできている。
食べ物を間違うと体は不健康になる。
楽だからとファストフードやジャンクフードばかり食べていたら体は不健康になっていく。
「お金を払って体の健康に悪いものを買って食べる」って圧倒的ムダ行動
だから健康に良いものを食べるようにするし、健康によい食べ物ってどんなものかを勉強する。(知識不足で栄養が偏った生活をしてる人も多いと思う、個人的見解)
思考の無駄
思考の無駄にも自然と意識が向く。
心配しても仕方のないことを考えたり、
他人のことを羨ましく思ったり、
他人からの評価を気にしたり、、、
(一応わたしの思考です)
こういった思考は無駄だな、と認知するようになった。
物を捨てたことだけが要因ではないにしろ、無駄を意識するきっかけにはなっている。
別の記事でも述べたが、人は時間を売ってお金を買っている。
だから時間の無駄はお金の無駄であり、
お金の無駄は時間の無駄なんだ。
無駄な思考をしている時間は、本当に無駄だ。
極力無駄な思考をしないように心がけて生活している。
健康な心でいられるよう、意識的に訓練していこう。
⑥ストレス軽減

Saxbe & Repetti(2010年)の研究によると、自身の家を散らかった状態と感じているほど日中のコルチゾール下降が緩やであった。この結果は特に女性に顕著に表れたという。
(アメリカの都市に住む共働き夫婦30組(計60名)を対象)
つまり家が散らかっていると、ストレスが増加傾向にあったということ。
また、「散らかりを感じる家」に住む女性は、日中の抑うつ気分(落ち込み・憂うつ感)が時間とともに上昇する傾向を示したという記録がある。
というか普通に感覚的に散らかっている部屋よりも片付いている部屋の方がストレスフリーなはず。物が散乱している部屋では、情報処理、判断が無意識下で何度も行われている。脳のリソースを占有してしまっているんだ。
まとめ
ここまで、物を捨てるメリットを短期、中期、長期に分けて6つを紹介してきた。
最後まで読んでいただいた方はわかっていただけたと思うけれど、物を捨てることは単なる片付けにとどまらず時間・お金・心の余裕を取り戻す行為だ。
今日一つでも不要なものを手放すことで、ストレスや探し物に追われない日常に近づくことができる。
まずは「これを持ち続ける理由はあるか?」と問いかけながら、一つひとつ見直してみよう。暮らしが軽くなり、自由に近づくだろう。